プリザーブドフラワーの簡単な作り方。安く作る方法やアレンジも紹介

最近話題になっているプリザーブドフラワー
購入するとなると高額ですが、実は家庭で作ることもできます。
時間はかかりますが、作り方の工程的は簡単なのです。

そんなプリザーブドフラワーの作り方を2つ紹介します。
マスターして綺麗な花をそのまま保存してみてください。


プリザーブドフラワーとは?

プリザーブドフラワープリザーブドは英語でpreservedと書きます。
「保存された」という意味で、生花の1番美しい時期に色素を抜き取り特殊な加工を施して、枯れることも水も必要ない花です。

質感のリアリティは素晴らしいものがあり、初めて目にする方は本物の花と見間違う人もいるほどです。

違いとしては、生花のような香りや花粉はプリザーブドフラワーにはありません。
また着色して作られるので、生花にはない色合いを出すことができます。

そのため生花では表現しきれないデザイン性の高いアイテムを作成することができるので、近年注目を集めています。

しかし永遠に綺麗な状態が保たれるわけではありません
ヨーロッパの気候では10年ほど持つようですが、日本ではだいたい1〜2年だと言われています。
保存の状態によっては5年ほど持つこともあるようなので、綺麗な状態を保てるよう注意してみてください。

ブリザードフラワーとの違いは?

プリザーブドフラワーと似た単語で、ブリザードフラワーやプリザードフラワーなどがあります。

これは「プリザード」という英単語が日本では馴染み無く、間違えて「ブリザードフラワー」や「プリザードフラワー」、「ブリザーブドフラワー」と呼ばれているのです。

中でもブリザードフラワーと間違えている人が多いといいます。
そのため凍らせた花のことだと思っている人もいるようです。

プリザーブドフラワーはフランス生まれなので、単語も聞きなれず間違えてしまう人が多いのでしょう。
せっかくなので、正式名称で覚えてみてください。

プリザーブドフラワーに向いている花

プリザーブドフラワーには作るのに、向いている花とそうでない花があります。
そのため自分の好きな花でアレンジできるとは限りません。

バラプリザーブドフラワーに向いているのは、花びらが多く厚くしっかりした花です。

  • バラ
  • カーネーション
  • ユリ
  • あじさい
  • ラン
  • ひまわり

上記の花が向いていると言われています。

他にもプリザーブドフラワーにされている花もありますが、加工しにくいです。
慣れている人でしたら綺麗に作れるかもしれませんが、多くの場合は綺麗に着色できなかったり、作れても寿命が短かったりします。

まずは向いている、作りやすい花で作ってみてはいかがでしょうか。


新鮮な花また着色するので古い花でいいと思う人がいますが、それでは綺麗なプリザーブドフラワーを作ることはできません。
このような花を選んでみてください。

  • できるだけ新鮮。
  • 水あげがしっかりしている。
  • 花が肉厚がハリがある。
  • 花やガクに傷がない

意外と簡単!基本の作り方と材料

プリザーブドフラワープリザーブドフラワーを自分で作ってみたいと考えたことがある人もいると思います。
しかし難しそうなイメージがあるので諦めた人もいるのではないでしょうか。

実はプリザーブドフラワーの基本的な作り方は簡単です。
その分、少し時間がかかります。

最初は慣れないので手間取ることもあるでしょうが、回数を重ねていけばコツも分かってきます。
失敗しても挑戦して、綺麗に作れるまで行なってみてください。

材料

  • A液(脱水・脱色)
  • B液(着色)
  • 花を入れる容器
  • ピンセット

プリザーブドフラワーは、花の色を落とし水分を抜いてから着色していきます。
その際に使う専用の材料がA液とB液です。
脱色と脱水にはA液を使用し、着色にはB液を使用していきます。

それぞれの液の値段目安は、A液は1000mlで1700円ほど、B液は200mlで1600円ほどします。

またB液は1色ずつのものなので、様々な色のプリザーブドフラワーが作りたいときは複数購入する必要があります。

試しに1度作ってみたいということでしたらスターターキットも販売されています
作り方とA液、B液(1色)がセットで3500円ほどのものがありますので、まずはそちらで1度作成してみてもいいかもしれません。

作り方

  1. A液を容器に入れ、花の茎を2〜3cm残して切り沈めます。
    ※花が隠れるくらいA液を入れておきます。
  2. 5〜6時間ほど経つと、花の色が無くなってきます。
  3. 12時間ほどでA液が黄色くなってくるので、ピンセットで花を取り出します。
    ※花が固くなっているので、傷つけないように注意してください。
  4. 花全体が隠れるくらいB液に沈めます。
  5. 12〜24時間で花に色が付きます。
    ※花が浮いてきてしまう場合は、アルミ箔をかぶせ花全体が浸かるように蓋をするといいです。
  6. ピンセットで花をB液から取り出し、A液に10〜15秒ほど入れ余分な液を落とします。
  7. 着色できたら、花を乾燥させます。
    急いで乾燥させると花が崩れてしまう場合がありますので、焦らず気長に待ちましょう。
    ※出来る限り自然乾燥が望ましいです。

動画で説明しているものがありましたので、参考にしてみてください。

グリセリンとエタノールで簡単コストカット

コストを抑える
プリザーブドフラワー専用の材料は結構高額です。
もっと安く作りたいという人は、グリセリンと消毒用エタノールを使ってみてはいかがでしょうか。

ただ基本的な作り方よりも、完成までに時間がかかってしまいます。

材料

  • 消毒用エタノール(メタノール)
  • 精製グリセリン
  • 染色液(プリンタのインクや万年筆のインク)
  • 花を入れる容器
  • 割り箸

A液の代わりに脱色・脱水をするのが、消毒用エタノール。
B液の代わりに着色するのが、グリセリンとインクです。

消毒用エタノールは500mlで350円ぐらいで、グリセリンは500mlで1000円ぐらいで購入することができます。
グリセリンは少し高めですが専用液よりは安いですし、水で割るので量は作ることができます。

作り方

  1. エタノールを花が入るくらいの容器に入れておきます。
  2. 花の茎を2〜3cm残して切り、エタノールに沈め1日置きます。
    ※軽く容器を揺すって花の間の空気を抜くと綺麗にできます。
    ※基本的に脱水・脱色は1日で足りますが、目視して足りないようでしたらエタノールに沈める時間を伸ばしてください。
  3. グリセリン2:水1の割合で混ぜて液を作ります。
  4. 3の液体の中に染色液(もしくはインク)を垂らし、着色したい色に35℃ほどに温めます。
  5. 2の花の茎を4の液に浸し、着色液を花に吸わせます。
  6. 割り箸を2本並べ、その上に花を乗せて茎だけ着色液に付くようにします。
  7. 1日ほど置けば着色されます。
    ※1日で足りることが多いですが、目視して足りないようでしたらもっと時間をかけて着色してください。
  8. 着色できたら、花を乾燥させます。
    急いで乾燥させると花が崩れてしまう場合がありますので、焦らず気長に待ちましょう。
    ※出来る限り自然乾燥が望ましいです。

乾燥方法4点

プリザーブドフラワープリザーブドフラワーを作るには、最後に乾燥させます。
花の本数や大きさによって、乾燥方法を変えると効率よく作ることができます。
時と場合によって変えてみてください。

ネットをかぶせる(猫除けネット)

猫除けキットで乾燥引用:https://allabout.co.jp
トレイにキッチンペーパーを敷いて、花壇用の猫除けネットを置きます。
そのネットの上に花を挿すように置きます。
この状態で乾燥するまで放置し、乾燥したら完成です。

この方法ですと猫除けネットを買う必要はありますが、1度に大量の花を乾燥させることができます。

水切りネット

水切りネットで乾燥引用:https://allabout.co.jp
密閉容器か紙コップに水切りネットをかぶせ、ネットがずれないようにテープで止めます。

その際に容器の口全体にネットをかぶせるようにして固定してもいいですし、画像のようにネットを切って容器上の1箇所を固定するようにしても問題ありません。

そしてネットに花を挿すようにして乾燥させます。

ネットの目が細かいので、小さな花の時に便利です。

紙コップ

紙コップで乾燥引用:https://allabout.co.jp
紙コップの底に十字の切れ目を入れて、紙皿やトレイの上に置きます。
十字の切れ目に花を挿して乾燥させます。

1本だけ乾燥させたい時に便利な方法です。

ドライヤーや乾燥機

ドライヤーそのまま置いてしまうと花が壊れてしまうことがあるので、上記の「猫除けネット」「水切りネット」「紙コップ」のどれかで、花を挿している状態で乾燥させます。

まずは半日ほど自然乾燥させます。
その後、ドライヤーの弱冷風を少し離れたところから当てて乾かします。

乾燥機でも乾燥させることができますが、その場合も少なくとも半日は自然乾燥させましょう。
乾燥機に入れたら30分単位ぐらいで様子を見るようにしてください。

この方法は乾燥するのに1日かからないので、早く作りたいときにおすすめです。
ただし花が壊れやすいので気をつけて乾燥させましょう。

プリザーブドフラワーをプレゼント用にアレンジ

アレンジ綺麗にプリザーブドフラワーを作ることができたら、見て楽しめるようにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
100均に売っている材料でもできるので、手軽に買うことが出来ます。
プレゼントする場合にもおすすめです。

アレンジする時は、次の4つの点を意識してみてください。

  • 主役の花を決める。
  • 多色使いは失敗しやすい。
  • イメージに合う器を使う。
  • 花と器の間には隙間がないようにする。

可愛い母の日ギフト・アレンジ


動画は造花で行なっていますが、プリザーブドフラワーでも問題なくアレンジできます。
参考にして行なってみてください。

【材料】

  • プリザーブドフラワー
  • オアシス
  • ワイヤー#24
  • フローラルテープ
  • ブルーガン(ボンドでも代用可能)

※葉の造花があると幅が広がります。

フラワーボックス


動画は造花で行なっていますが、プリザーブドフラワーでも問題なくアレンジできます。

あまり花を詰めすぎると、プリザーブドフラワーが壊れてしまう恐れがあります。
動画ほど花を詰めなくても、バランスよくできれば綺麗なフラワーボックスになりますので、詰め過ぎは注意です。

ペーパークッションを入れる前に底にオアシスを敷いて、花を挿して動かないように固定して作ってもいいですね。

【材料】

  • プリザーブドフラワー
  • ウッドボックス
  • フォトフレーム
  • ペーパークッション
  • ペンキ
  • ボンド
  • 両面テープ
  • 飾り(レースやビーズなど)




このようなボトルフラワーも綺麗です。

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アイデア次第で様々なアレンジができますし、お店で売っているものを参考にアレンジしてみてもいいでしょう。
自分の思い描くものを作ってみてください。

長持ちさせる保存方法5点

プリザーブドフラワーにした花は、湿気の多い日本では長く持たせるための工夫が必要になります。
保存状態に少し気を配るだけで、5年以上保存することができるのです。

快適な環境で花を保存して、綺麗な状態を保ちましょう。

クリアケースに入れる


クリアケースやガラスケースなどに入れると長持ちさせることができます。
その際に除湿剤や乾燥剤を中に入れておくといいでしょう。

高温多湿な場所を避ける

高温多湿プリザーブドフラワーはとてもデリケートなものです。
高温多湿な場所に置いておくと花びらが透明になってしまったり、着色液がしみ出てしまったり、ひび割れてしまうことがあります。

部屋内の目安は、温度が18〜25℃、湿度が30〜50%の環境だと綺麗に保存できます。
夏場はどうしても温度と湿度が上がってしまうので、クーラーなどで空調を調整し環境を整えることが大切です

直射日光や強い光はNG

直射日光直射日光や強い光を浴びると、色あせの原因になります。

スポットライトや直射日光は避け、風通しの良い涼しい場所に置くようにしましょう。

水はNG

水水はプリザーブドフラワーの天敵です。
水をあげる必要はないので、絶対にあげないようにしてください。

水により花の色素が流れ出てしまう場合があります。
水をあげたり、雨、水滴がかかるような場所に置くのは止めましょう。

ほこりが付いた時の対処

ほこりガラスやアクリルなどのケースにいれていない状態では、どうしても花にほこりが付いてしまいます。
乱暴にほこりを落としては、花が壊れてしまいますので気をつけましょう。

ほこりが付いた際には、

  • 先の柔らかいブラシなどでそっとほこりを払う。
  • ドライヤーで弱い風を出しほこりを飛ばす。

このどちらかの方法で行なってみてください。

プリザーブドフラワーを手作りしてプレゼントに

いかがでしたか。
プリザーブドフラワーの作り方は簡単だと感じたのではないでしょうか。

ただ綺麗に作れるようになるのは、慣れやコツを掴む必要があります。
綺麗に作れるようになるまで、挑戦してみてください。

プレゼントにアレンジしてあげれば、女性でしたら喜ぶと思います。
ぜひ今年の母の日や誕生日は、手作りプリザーブドフラワーをプレゼントしてみてください。