誰でも手にしたことのある教科書。
勉強している間は必要不可欠なものですが、その学年が終わってからは「いつ捨てるのか・捨て方はどうすればいいのか」悩む人も多いです。
今回は、教科書の捨て方について解説していきます。
あくまで目安ですが、自分の状況と比べてどのようにするか決めてみてください。
教科書の捨て方
教科書はずっと残しておく必要はないですが、いざ捨てるとなるとどうすてればいいのか悩む人も多いようです。
明確な捨て方の決まりがあるわけではないですが、目安をまとめてみました。
一人暮らしなどですと、教科書をごみ袋などに入れてしまう人もいるようですが、教科書は古紙に分類されます。
雑誌などと同じで、ひもで縛って捨てるようにしましょう。
教科書に書いた名前の消し方
教科書には名前を書いていることがほどんどですが、誰が捨てたか分かるのが嫌だと感じる人も多いでしょう。
その場合は3つの対処法があります。
- 名前の部分を切り取る・破る。
- 油性ペンで塗りつぶす。
- 「消しポン」などの商品を使って消す。
1番行なっている人が多いのは、名前部分を切り取ることではないでしょうか。
切り取った名前の部分は、燃えるゴミで捨てたり、シュレッダーにかければ問題ありません。
しかし行なってみると結構時間が必要で大変な作業なのです。
切ったり塗りつぶしたりするのが面倒だけど、名前が分からないようにしたい人は、教科書を縛る際に1番上と下の教科書の名前が見えないように束ねるようにします。
そうすれば、ぱっと見では名前を分からないようにできます。
なので近所の人に誰が捨てたかバレるかもと心配する必要はなくなります。
ひもの縛り方
教科書を捨てる際は、ビニール紐で縛ることが多いと思います。
しかし頑張って力を入れてもいつの間にか緩んでしまったり、ほどけてしまうことがあります。
そこでほどけにくい、しっかり縛れる縛り方を紹介します。
簡単な方法ですし、特別道具が必要なわけでもありません。
ぜひ行なってみてください。
動画の2つ目の縛り方が特にしっかり縛れます。
時短を目指すのなら、1つ目の縛り方がおすすめです。
時と場合に合わせて、使い分けてみてください。
教科書を捨てる時期はいつ?
教科書は捨て方にも悩みますが、時期にも悩むのではないでしょうか。
もしかしたら使うかもしれないと思い、長い年月取っておいている人もいるかもしれません。
しかし場所も取りますし、結局もう使わなかったということも多いかと思います。
そこで小学校〜大学・専門までで、捨てる時期の目安をまとめてみました。
必ずその時期で捨てなければいけないわけではありませんが、参考にしてみてください。
小学校の教科書
小学校の教科書の捨てる時期は、1年間保管した後がいいでしょう。
つまり1年生の教科書だったら、3年生になってからということです。
小学生の教科書は復習で使うかもしれないと中学校に入ってもしばらく持っている人もいます。
しかし結局そんなに使わなかったと思う人も多いものです。
よほどのことが無い限り見直しことはないでしょう。
それでも学年が上がってすぐに捨ててしまうと、仮に復習したいと思った時に困ってしまいます。
なので、1年保管して2つ下の学年のものを捨てていくようにするのがおすすめです。
最後は、中学校に上がったタイミングで残っている教科書を捨てるようにすると、家の中がすっきりします。
もし捨てるのが不安な場合は、苦手科目と算数は残しておいてもいいかもしれません。
苦手科目は分からない箇所で出てきたときに、算数は基礎的なことが分かっていないと解けないことが多いので、後で確認したいと思うかもしれません。
ただ今は参考書などもたくさん売られていますので、必要になった時に参考書を買うこともできます。
絶対残しておく必要性はそこまでないかもしれません。
中学校
中学校の教科書は、高校受験が終わるまでは全て残しておくのがいいでしょう。
最近の高校では、春休みに課題が出されることがあります。
その課題を行なっていく中で、過去の教科書を確認したい時が出て来るかもしれません。
課題が終わるまでは、教科書を残しておくのが無難です。
また先生によっては、過去の学年の教科書の内容を話す人もいるようです。
特に英語は、そのような傾向があるようなので要注意です。
授業で使うかもしれませんし、受験の対策のためにすぐに捨てることは辞めておきましょう。
中学校では、地図帳や資料集も購入することになります。
これらは勉強意外に使えることもあるので、残しておいてもいいかもしれません。
中学校の教科書は、高校生活が落ち着いたGWや夏休みに捨てるのがおすすめです。
高校
大学受験をするのなら、高校卒業まで残しておいたほうがいいでしょう。
大学に入った後には高校の教科書を見直すことはないでしょうから、捨ててしまって問題ないかと思います。
もっと専門的なことが載っている資料が大学ではもらえるでしょうから。
受験時には疑問点を教科書で解決していく時もあるかもしれませんので、最後まで残しておいたほうが安心です。
大学・専門書
就職後の仕事に関係ありそうなものは残しておき、他は卒業後に捨てるのがいいでしょう。
また専門的なものは日常生活で応用できるものもあるもで、使えそうなものは残しておいてもいいかもしれません。
在学中はレポートなどで使う可能性もあるので、卒業後落ち着いてから捨てるようにしてみてください。
専門的な教材を捨てるのは、全く違う職種で働くようになった時になるでしょう。
教科書は何ゴミ?
教科書は何ゴミになるのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
基本的には古紙の区分になるので、新聞や雑誌、週刊誌などと同じになります。
ただし自治体によっては違うところもありますので、1度確認するのがいいかと思います。
そこで複数の地域の捨て方を紹介します。
場所によって、捨て方の定義が違うのが確認できるでしょう。
今お住いの場所での捨て方、回収日などをしっかり確認した上で捨てるようにしてみてください。
世田谷区(東京都)
世田谷区では教科書は「資源」になります。
週1回の回収が行われているので、不要な教科書はひもで十字に縛ってまとめます。
朝8時までに指定の場所に出すようにしましょう。
回収日に関しては、こちらを確認してください。
⇒地域別回収日
さいたま市(埼玉県)
さいたま市では、教科書は「資源物2類」になり、雑誌類として出します。
週に1回、回収曜日がありますので、ひもなどでしばった教科書をゴミ置き場に置いておきましょう。
ひもで縛る時には、種類ごとに分けて縛ることを忘れないようにしてください。
曜日によっては地区によって違いますので、確認してみてください。
横浜市(神奈川県)
横浜市では、「古紙」の雑誌・その他になります。
この時に注意しないといけないのが、教科書の表紙がビニール製であった場合など紙以外の部分がある時には、その部分は取り除いて古紙として出す必要があります。
しっかり分類分けを行なうようにしましょう。
出す日は、資源集団回収のときです。
今まで気にしていなかった人は、いつなのか分からない場合もあるでしょう。
その時は、下記の方法で確認してから捨てるようにしてください。
- ゴミ収集場所の青いステッカーを確認する。
- ご近所さんに聞いてみる。
- 各区の資源循環局事務所へ問い合わせる。
京都市(京都府)
京都市では教科書は雑がみになります。
京都市でいう雑がみとは、リサイクルできるもののことを指しています。
つまり正しい方法で回収してもらえれば、リサイクルされて生まれ変わらせることができるのです。
出し方は、下記の4つがあります。
- コミュニティ回収。
- 古紙回収業者。
- 水曜日の小型金属類・スプレー缶の収集日と同じ日時・同じ場所。
- 回収拠点への持ち込み。
ひもで縛り、散らばらないようにして出しましょう。
福岡市(福岡県)
福岡市では古紙の中の雑がみになります。
集団回収や資源物回収拠点へ、ひもで縛って出すようにしましょう。
資源物回収拠点はこちらを参考にしてみてください。
⇒資源物回収拠点
日時については、「環境局・循環型社会推進部・資源循環推進課」に問い合わせてみてください。
電話番号は092-711-4039になります。
札幌市(北海道)
札幌市では教科書は「集団資源回収」で回収されます。
どうしても出せない場合は、「燃やせるごみ」で収集しているようです。
集団資源回収は毎週行なっているわけではないようなので、問い合わせを行なってみてください。
ネット上でも検索できるところがありました。
⇒実施状況
いらない教科書もお金になる?
教科書をただ捨てるだけでは0円ですが、リサイクルなどで上手くお金に変えることができるようです。
スーパーなどでリサイクル
スーパーによっては、古紙回収ポストなどがあるお店も最近は増えています。
場所によってどのように条件は違いますが、「1kgで1ポイントになり、100ポイントで100円分の商品券と交換できる」ようなところもあります。
100kg必要になるのでちりも積もればではありますが、何もしなければ0円です。
少しでもいらないものがお金に変わるのなら、このように換金していくのもいいかと思います。
教科書は重いので重量で決めるものでしたら、結構重さを稼げるでしょう。
リサイクルすることもできて、お金にもなって、エコにも貢献できるのでいい事だらけです。
お近くのスーパーなどで行なっていないか確認してみてください。
このような機械が設置してあるお店もあります。
こういうものがあると、気軽に古紙を持ってこれるのでいいですね。
毎回買い物に行く楽しみができます。
環境にもいい取り組みなので、ぜひ行なう人が増えて欲しいと思います。
古本屋で売る
高校や大学、専門学校などの教科書は、古本屋で売ることが出来る場合もあります。
その際は、名前が書かれていないことや汚れていないことが前提になります。
状態によっては買い取ってくれない場合もありますが、1度問い合わせてみてはいかがでしょう。
そんなに高額にはならないでしょうが、ゴミとして捨てるのでしたら少しでもお金になるといいかと思います。
大学や専門学校は普通に売られている教材を使うことも少なくないので、そのようなものは売れる可能性が高いようです。
教科書の捨て方をマスター
いかがでしたか。
教科書の捨て方や時期は理解できたでしょうか。
この時期でないといけないということはないですが、悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
いらない教科書は捨ててしまって、家をすっきりさせましょう。

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