中秋節2018はいつ?由来や月餅、中国と台湾の違いも解説!

中秋節(ちゅうしゅうせつ)という言葉をちらっと聞いたことがあっても、日本で言うお月見のようなものと何となくしかわからないですよね。

今回は本場の中秋節とはどのようなものかを解説していきます。




中秋節とは?


引用:http://chugokugo-script.net/

中秋節とは中華圏行われている旧暦の行事で、日本で言う十五夜(お月見)にあたる行事です。
月餅(げっぺい)という上記の写真のようなお菓子や果物、瓜を庭に並べて月に供えて、家族とともにお月見するというものが中秋節です。

中秋節はとても大切なイベントとして扱われており、中国や韓国では旧正月の次に大切な行事だと言われています。
そのため、この時期になると町中のには色々な飾が飾られるようになり、中華圏全体が華やかな彩りで包まれていきます。

また、中秋節の文化がある国では基本的に中秋節の日は祝日、翌日は休日になるので必ず連休になります。
祝日にするほど中秋節というものは中華圏にとって大切な文化であり、色々な方たちに馴染みのあるものです。

中秋節との由来と歴史


引用:http://shunnowadai.com/

中秋節は中国の史書によると、最初に「中秋」と言う言葉を使ったのは「周礼」という方だったそうです。

時が経ち、唐の時代(遣唐使の時代)になって中秋節は祝日として決められるようになりました。
唐の史書である「太宗記」には「八月十五日、中秋節なり。」という記述されています。

そして、宋の時代に入ると中秋節は流行し始め、明、清と時代が変化していく中で、春節(旧暦の元旦)と同じほど重要な祝日になりました。
そのため、中国での中秋節は春節に次ぐ伝統的な日です。

また、中国の旧暦では8月は秋の中頃になります。
秋のふたつ目の月(旧暦では7〜9月が秋になる)になるので「仲秋」と呼ばれています。
そして、8月15日は「仲秋」期間の中ごろにあるため「中秋」というようになりました。

中秋節の由来は旧暦の秋のど真ん中だから中秋節と言われるようになったそうです。

遣唐使の時代から祝日になるほど大切にされている文化が、現代まで受け継がれているのは世界的に見ても数少ない文化です。




2018年の中秋節いつ?

2018年の中秋節はいつ頃行われるのでしょうか。
中秋節は旧暦の8月15日と決まってはいますが、新暦(今の暦)に直すと何日に行われるのかわからなくなってしまいますよね。

2018年の中秋節は新暦では9月24日になります。
旧暦と新暦は1年間に11日のズレがあり、3年で約1ヶ月分のズレが生まれます。

中秋節の日程は毎年同じにならず、必ずズレが生じていきます。
それを考慮したうえで中秋節の日程を考える必要があります。

中秋節の月餅とは?


引用:http://www.chinatown.or.jp/

中秋節といえば「月餅」が有名です。
月餅(げっぺい)とは、月に見立てた丸くて平たい形の生地の中に、甘い餡が詰まっている中国のお菓子です。

中国国内だけでも地方や場所により、中に入っている餡の形や大きさに違いがあります。
そのため、月餅ひとつでも色々なものがあり、人によっても好き嫌いの好みも異なります。

元々、月餅はお供え物として中秋節に食べられていました。
しかし、長い年月とともに変化し、今では中秋節での贈り物としても用いられています。
そのため、現在は中秋節が近づくと友達や恋人、家族など色々な人達に月餅を贈るという習慣もあります。

中国圏内では中秋節に月餅を贈る文化が当たり前になっているので、月餅の文化も進化しつつあるそうです。
たくさん贈る手間を省いたり月餅が必要な時に確実に入手できるようにと特定の店で使える月餅専用の引換券で贈ったり、たくさん月餅を贈ると出費がかなり増えるので、香港では月餅積立のような制度もあったそうです。

ちなみに、月餅はあまりにも高カロリーすぎるため、香港政府では市民に月餅を食べ過ぎて健康に害を与えないようにと注意喚起しているそうです。




中国と台湾での中秋節

中秋節は主に中華圏で行われていろ催し物ですが、国によって若干異なる部分があります。

中国と台湾でも楽しみ方が違うので、国や地域による違いについて解説します。

中国の中秋節


引用:https://www.ab-road.net/

中国での中秋節はお月見をする習慣もありますが、旅行をすることが多いそうです。

旅行が多い理由として、中国では中秋節の近くの日に「国慶節」という建国記念日があります。
国慶節は祝日ですので必ず休みになり、中秋節の休みの日と繋げると連休にすることができます。

また、中秋節の日がうまく重なると、日本でいうシルバーウィークのような数年に一度やってくる大型連休にもなります。
そのため、中国の中秋節では旅行をする人が多く、人口の約半分が国内外を含めてどこかしらに旅行に行くそうです。

台湾の中秋節


引用:http://japan.cna.com.tw/

台湾の中秋節は他の地域の中秋節と異なってバーベキューを全力で楽しむという文化があります。

中秋節の日になると台湾中の至る場所でバーベキューが行われていて、それが人の家の前であろうと歩道であろうと公共の場所であろうと関係ありません。
バーベキューが行われるようになった明確な理由は不明ですが「久々に親しい人や家族が集った時に手軽にできるから」や「昔、台湾の焼肉のタレを製造している企業が”中秋節には焼き肉”と宣伝したから」など色々な理由があるとされています。

また、文旦を食べるのも台湾独自の中秋節の文化としてあります。
食べ終わったあとの皮は画像のように帽子にして子供にかぶせて、幸せに暮らせるようにとお願い事をするそうです。


引用:http://masatabi2.hatenablog.jp/

文旦の皮に頭がすっぽり収まっていて可愛いですよね。

ちなみに、台湾では文旦のことを「柚子」と呼ぶそうです。
台湾の中秋節は中国とは違い、敷居が低く楽しみ要素が多いのが特徴です。




日本で中秋節を味わえる場所

日本でも本場の中秋節を味わうことができる場所がいくつかあります。

基本的には中華街で中秋節を味わうことができ、特に長崎中華街と横浜中華街での中秋節は本格的です。

長崎中華街と横浜中華街での中秋節のイベントについて紹介します。

長崎中華街中秋節


引用:http://www.kameyama-grp.co.jp/

長崎中華街での中秋節は中華街周辺に約1,000個ものランタンが飾られることで有名です。

中華街の一部では、中秋節限定メニューなどもあるので、この時期にしか食べられないものもたくさんあるそうです。
また、中華街にあるお店を利用するとスタンプラリーのカードを貰うことができます。
長崎中華街にある4つの門にスタンプがあるので、スタンプを集めると月餅のプレゼントもあります。

湊公園では催し物も行われていて

など色々なイベントや屋台もあります。

日時 2018年9月24日~30日
会場 長崎新地中華街・湊公園
住所 長崎県長崎市新地町10-13
アクセス 長崎電鉄 築町より徒歩3分
地図

横浜中華街


引用:http://www.welcome.city.yokohama.jp/

横浜中華街でも長崎中華街と同様にランタンや獅子などの飾りがたくさん飾られるそうです。
「中秋月餅」の看板やのぼりが出ているお店では、中秋月餅が出ているので要チェックです。

また、ローズホテル横浜では約1mほどの超巨大な月餅が飾られており、見て楽しむこともできます。
この超巨大月餅は中秋節当日に先着300名限定で無料で切り分けて配られるので、食べてみたい方はローズホテルに足を運んでみてください。

日時 中秋節の期間前後(2018年9月24日前後)
会場 横浜中華街周辺
住所 神奈川県横浜市中区山下町
アクセス みなとみらい線 元町・中華街駅より徒歩5分
地図




まとめ

今回は中華圏でのお月見と言われている中秋節についてまとめました。

お月見という意味では日本と同じ文化ですが、ものすごく大切にしている文化で国民のみんなが大切にしている文化です。
中秋節の時期に旅行に行くといつもと違う日常や景色も見られるので、この時期を狙って行ってみるのも良いかもしれません。

もし旅行に行く際には、場所によって味が異なる月餅は要チェックです。
台湾なら現地の人達に紛れてバーベキューをしても楽しいかもしれません。

日本でも中国式、台湾式などの中秋節を真似て楽しむことができるので、バーベキューをしたデザートに月餅を食べてみてはいかがでしょうか?
いつもと違うお月見も楽しいと思いますよ。